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2016.06.28TUEスタッフ日誌

熊本市益城町ボランティア体験記 その3

無垢スタイルのリフォームの立石です。

今日は先日投稿した「熊本市益城町ボランティア体験記その2」 の続きを報告したいと思います。

〜 熊本市益城町 3日目 〜

熊本地震被害 写真1

熊本地震被害 写真2

熊本地震被害 写真3

建物の倒壊した後の見聞きした様子をお伝えしたいと思います。

まず現地の方より、食料の供給が行き渡るまでに8日間、水道の復旧までに10日間と聞きました。

避難所といっても他人の集まりになります。本当に助け合いながら生活ができるかどうか。

救援物資の運ばれる道路の状況で生活は左右します。

橋が落ちて道路は割れて、一本道の県道しか経路がなくなった場合に感じる時間の長さ。

自分がおかれる状況を想像してみて下さい。

例えば小さな子供がいる家族。

理由も分からずに「お家に帰りたい。帰りたい。」駄々をこねる子がいます。

お腹も空いている上に、周りは知らない人ばかり。

言い聞かせる母親のストレスは貯まる一方、そして夜も落ち着いて眠れない日が続きます。

着の身着のまま避難して来た訳ですから、オムツや子供の気を紛らわせるオモチャもありません。

例えば、お店を経営するご主人。自宅もお店も潰れてしまいました。

建築業者を装い倒壊した建物を狙う盗難グループたちの噂を聞き、

金庫を無理やりこじ開けて最悪は間逃れました。

中にはこの町を諦めて違う土地での商売を選択せざるを得ない方もいます。

避難所ではいろいろな人達が集まるので、実際は思いもよらないいざこざが起きるそうです。

帰りたくても帰れない。

自分たちの生活を守るはずの家が、結果として無力だった時の家族がどうなるか。

その家が凶器になり命を落とした方もいます。自分だけ生き残った時はどう思うでしょう。

「耐震補強しとけば良かった。」なんて軽い話ではありません。

同じ町民で同じ避難所にいても、被害の状況や家族構成、年齢や健康状態、

または仕事その他において、各々が心理的に追い詰められてしまう。

助け合い精神のある日本人であっても、極限の状況では孤なのだと思いました。

これが更に人間関係の希薄な地域であった場合、その生活がどうなるかを考えた時に、

戻ってきた自分が何をどう伝えるかを考えさせられています。

ただ家の倒壊の可能性を減らすだけではなく、

そこには各々の家族の生活があるということ。その為の備えとは?

真っ先に自分の家族の顔が浮かびました。

命を守る為の策、本当にこれは最低限の話です。

 

熊本市益城町ボランティア体験記 その2はこちら▼
http://www.mukusta-reform.jp/blog/11779

熊本市益城町ボランティア体験記 その1はこちら▼
http://www.mukusta-reform.jp/blog/11773

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