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2018.12.22SATスタッフ日誌

リフォームで繋がるお客様との信頼

こんにちは

無垢スタイル リノベリフォームの立石です。

築30年以上のお宅に80代のお母様が一人暮らし。

大好きだったお父様とお別れしたばかりで、天井の雨染みを見るたびに不安な毎日を過ごしてらっしゃいました。

アシスタントの吉田と訪問すると、過去に悪徳リフォーム業者に騙されたことがあったそうで、担当者に支払代金を持ち逃げされた話から打合せがはじまりました。

お家の調査をすると、二階にも雨漏りが発覚。

まったく気付かなかったそうです。

お聞きすると娘さんがふたり。

隣りの市にお姉さんと、都内に妹さん。

次回の打合せには、どちらかでも呼んで欲しいとお願いしました。

雨漏り調査にも立ち会って頂き、最終的には娘さんふたりの貯金を合わせて、屋根工事とフローリングの工事を行うことで決まりました。

工事2日目の屋根解体の日のことです。

写真を見せながら、どこが原因だったかを説明してると、

「あなたたちに頼んで良かった。」

お母様が口を開くと、何かあると駆けつけてくれるふたりの娘さんへの感謝の想いをお話しされ始めました。

特に妹さんには、税理士の資格を取るために孫の世話を買って出た時期があったそうで、家事を全面バックアップした時のこと、

何度も何度も諦めずに挑んだ妹さんの姿に

「あの子は私たちの助けもあって夢が叶ったのよ。よく頑張ったと思う。」

と、笑いながら話すお母様の目には涙が。

「あの子たちは、孫の誕生日は必ずうちでやってくれてね。

お父さんは必ずケーキ代の5,000円を出すんだけど、それが楽しみでね。

逝く直前に”お前の目の黒いうちは孫たちにケーキ買ってやってくれ。”って。

他にも、いろいろ話したいことあっただろうけど、そのままお父さんは意識が遠のいていってね。

今回、あの子たちがみんなのお金出し合えば何とかなるよって言ってくれたんだけど、私もちょっとは恩返しして貰えたのかな。

あと5年くらいはって思ってたけど、まだ死ねないね〜。

工事が始まるまでは、やっぱり心配だったけど、みんな良くやってくれてるし安心だよ。

騙された時は一回しか打合せしなかったのよ。

あなたたちは何度も何度も説明にきてくれてるし、結局チラシ見ただけじゃ分かんないんだよ。いい勉強させて貰ったわ。」

「あなたたちに頼んで良かったよ。」

「お母さん。まだ始まったばかりですよ。」僕は言いました。

「いいや分かるのよ。もうこれだけ気心知れてんだからね。ありがとねぇ。」

いま僕は込み上げてきた涙でグショグショになりながら、携帯からこのブログを書いた次第です。

やることはひとつ。

目の前の人を大切にすること。

まだ始まったばかり。

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