2025.11.09SUN浴室リフォーム
マンションでの下地づくりと防水のポイント|在来浴室工事の流れ
こんにちは。無垢スタイル建築設計の高橋です。
今回は、在来浴室工事(タイル仕上げ)の施工事例をご紹介します。
最近ではユニットバスが主流ですが、今回はマンションで広い浴室空間を活かすために在来工法を採用しました。
ユニットバスではサイズの制限があり、空間が狭くなってしまうケースも多いため、自由な設計ができる在来浴室は、デザイン性や素材にこだわりたい方におすすめです。
マンション浴室リフォームのA様の場合
施工前の状況
既存の浴室は大理石仕上げの在来浴室でした。
しっかりした造りでしたが、経年劣化により防水性能が低下しており、今回のリフォームで新たに下地から造り直すことにしました。
【施工前】
解体工事
既存浴室の解体に約4日間を要しました。
解体後には古い鉄製の給水管が出てきたため、樹脂製の新しい水道管(耐久性・防錆性に優れた配管)へと交換します。
【解体完了】
【給排水工事】
二次防水の下地工事
在来浴室では、防水がとても重要です。
解体後の床や壁は凹凸が多いため、まずモルタルで平滑に整形します。
今回はマンションということもあり、防水層を2層構造にして確実な止水性能を確保しました。
【二次防水下地】
【二次防水】
排水トラップ・土間打ち
次に、排水トラップの設置を行い、その後、土間コンクリートを打設して高さを調整します。
在来浴室では、こうした下地づくりの精度が仕上がりの品質を大きく左右します。
【排水トラップ工事】
【土間打ち】
天井仕上げ・一次防水
天井にはチークの無垢材を施工しました。
木の温もりを感じられる空間にするため、天然素材にもこだわっています。
その後、一次防水処理を実施。
特に窓まわりや排水まわりの止水処理を丁寧に行うことで、長く安心して使える浴室をつくります。
【天井下地】
【天井仕上げ】
【一次防水】
浴槽下地づくり
今回は「在来浴室工事の下地編」として、解体から防水・下地形成までの工程をご紹介しました。
次回は、浴槽設置・タイル仕上げなどの完成編をお届けします。ぜひご期待ください。
【浴槽下地】
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無垢スタイルでは、ユニットバスから在来浴室まで幅広い浴室リフォームに対応しています。お住まいの状況やご要望に合わせて、最適なご提案を行っています。
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