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2025.12.01MON

【在来工法】タイル浴室の仕上げ工程とは?プロが現場を詳しく紹介

こんにちは。
無垢スタイルのリノベリフォームの高橋です。
今回は、前回ご紹介した在来浴室(タイル浴室)リフォーム工事の「仕上げ工程」について、より詳しくお伝えします。
在来工法のお風呂は、ユニットバスと比べて設計の自由度が高く、素材感を楽しめる反面、防水処理・下地づくり・タイル施工など、一つ一つの工程を精密に行う必要があります。
そのため、施工品質の高さが仕上がりを大きく左右する工事でもあります。 今回の記事では、「在来浴室の工事はどう進むの?」「タイルのお風呂はどんな工程が必要なの?」といった疑問を持つ方に向けて、プロの現場の流れを分かりやすく解説していきます。

浴槽・カウンター周りの下地ブロック積み

最初に行うのは、浴槽やカウンターを支えるための強固な下地作りです。
在来浴室では、仕上げのタイル・浴槽の重量をしっかり支えるため、コンクリートブロックを積んで頑丈な受け台をつくります。
こうした下地工事は完成後に見えなくなりますが、耐久性や安全性に直結する非常に重要な工程です。

4人がかりで鋳物浴槽を設置

今回採用したのは、熱を逃がしにくい鋳物(いもの)浴槽。
重さがある分、保温性や耐久性が高く、高級浴槽として人気のタイプです。
鋳物浴槽はとにかく重量があり、傷をつけてはいけないため、大人4人で慎重に運搬し、水平を確認しながら設置します。

浴槽エプロンの下地ブロック施工

浴槽を設置したら、次にエプロン部分の下地ブロック積みと蓋の施工。
エプロンの仕上がりがガタつくことがないよう、細かく高さを調整しながら進めます。

洗い場土間のかさ上げ

続いて、洗い場の高さ調整です。
在来浴室では、排水位置や勾配によって必要な高さが変わるため、職人の経験が仕上がりに大きく影響します。
しっかり浴室全体の高さを確認し、土間をかさ上げして下地を整えます。

タイル施工前のモルタル下地調整

タイルを綺麗に張るために欠かせないのがこの工程。
下地に凹凸があると、タイルの浮きや剥がれにつながるため、厚みを均一にし、精度の高いモルタル下地を作ります。
タイル張りは「下地で仕上がりの8割が決まる」と言われるほど重要です。

壁・カウンター・浴槽まわりのタイル張り

建物の構造に合わせて、壁面から丁寧にタイルを張っていきます。
目地の通りやタイルの割付(カット位置)、防水性能を考慮しながら、一枚ずつ位置を確認して貼り付けます。
・壁タイル
・カウンターまわり
・浴槽まわり
これらを順番に整え、在来浴室らしい高級感のある空間に仕上げていきます。

洗い場の水勾配(すいこうばい)を調整

在来浴室特有の重要ポイントがこの「水勾配」です。
排水方向に向けて適切な傾きをつけることで、水がしっかり流れ、床に水が残りにくくなります。 タイルを張る前に、モルタルで精密に勾配を調整します。

床タイルの施工

床全体の勾配を確認したのち、いよいよ床タイルの施工へ。滑りにくいタイルを使用し、浴室としての安全性も確保します。

水栓金具・照明器具の取付

タイル仕上げが終わると、
・シャワー水栓
・カウンター水栓
・照明器具
などの設備機器を取り付け、最終確認を行います。

完成!こだわりを詰め込んだ在来タイル浴室

長い工程を経て、こだわりの詰まった在来タイル浴室がついに完成しました。
下地・配管・防水・タイル…
普段は見えない部分まで丁寧に仕上げることで、長く安心して使える高耐久の浴室になります。
私自身も、ここまでしっかり在来浴室工事に携わる機会は多くなく、大変貴重な経験となりました。

無垢スタイルの浴室リフォームは「こだわる人」に選ばれています

無垢スタイルでは、
●在来浴室のリフォーム
●タイル仕上げのお風呂
●おしゃれな浴室デザイン
●ユニットバスから在来浴室への変更
●老朽化した在来浴室の改修
など、多様な浴室工事に対応しております。

「タイルのお風呂に憧れている」
「デザイン性の高い浴室をつくりたい」
「古い在来浴室を綺麗に直したい」
そんなお悩みがありましたら、ぜひ無垢スタイルにご相談ください。
お客様に最適なプランをご提案させていただきます。

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